金融機関が企業経営で着目するのは、B/S、P/Lに基いた財務をベースにした”資産”です。しかしそれは「過去の成績・業績」であって、未来を創るものではありません。私は、これまでの永続企業の研究から、「見えざる資産」(=言語化・可視化しづらい企業活動の源泉)こそが企業の強みだと理解しています。
本メソッドでは、「見えざる資産」に着目し、言語化をしていきます。自社の価値を、過去・現在・未来の時制にわたって棚卸するところから始まる本メソッドは、事業承継(株式資産承継ではなく経営承継)の分野で、これまでご活用いただいています。
チーム・組織は、様々な人で構成されています。昨今は、チームの「多様性」が重要視されていますが、「価値観が違う異なる人々」でOneチームをつくれている組織を、実際はなかなか見ることはありません。むしろ、自チームの多様性が、組織課題になっているところも多いと感じます。
その課題に対して、脳科学をベースに開発されたアセスメント(ハーマンモデル診断)を使って、多様な人材の「自己理解」を促し、「相互理解」を図ることで、Oneチームを促進するのが利き脳®チーム形成です。誰しもが持っている脳、その使い方のバランスを視覚化することで、一目瞭然で「他者との違い」が分かるからこそ、違いを認め合い相手のスタイルを尊重し補完しあう、本当の「多様性」が育まれます。
”営業”は日本独自の文化だとご存じでしょうか?海外では「マーケティング」と「セールス」が明確に分担されており、「営業≠セールス」、「マーケティングが担当する戦略部分も担うのが日本の営業」なのです。
どれほどデジタルマーケティングが活況となろうとも、「顧客自身も気づいていない本来的なニーズ」を引き出し、言語化し、気づきを提供できるのは、ヒトであり、顧客接点のラスト1マイルは「人から人への伝える力と問う力」です。そして、その役割は、今後より一層重要となるところでしょう。
人が人に何かを伝える=コミュニケーションの原理原則は、「聴く」「伝える」「問う」です。しかし、このコミュニケーションの原理原則を、義務教育でも高等教育でも、会社組織においても、きちんと教わることはありません。そのため、私は、一人でも多くの営業パーソンが、「人に価値を伝えて、最高の意思決定をサポートすること」をできるようにサポートします。
”営業”には、”KKD=勘と気合とド根性”というイメージを持たれる方も未だに多いと思います。しかし、行動原則である「人から人への伝える力と問う力」は、人間自身を対象とした探求学問であるサイエンス(心理学・脳科学)です。本来の営業は科学的であり、「再現可能な行動原則」は、多くの人材に再現可能で、修得可能なものなのです。
現在、「事業承継」は国家レべルの課題となっています。雇用を担う企業が存続、あるいは増えなければ、国力は衰退していきます。そのため国も力を相当入れ、事業承継税制の導入、中小企業のM&Aに対する補助金などを進めています。
しかし、世の事業承継はあまりにも「株式・資産承継」に偏っています。「経営そのものを承継する」ということに軸足を置いた承継支援をしている専門機関、コンサル会社は、ほとんど存在しません。社長の相談先はどこですか?銀行?税理士?M&A会社ですか?すべて株式・資産承継の専門家であり、経営という人の営みの承継のプロではありません。
我々は、後継者の”事業認識力”や”事業構成力”、次世代幹部人材の”視座・視野・視点”を経営者レベルへと引き上げます。自社の事業を、過去・現在・未来の時制×立体的に捉え、社内と社外に伝える力も引き上げていき、「自社のどこを強化するのか」等を全員の共通言語に昇華することで、次世代への経営承継をスムーズに促します。
CEO、COO、CFO、CHRO、CTO...etc、さまざまな経営陣を、2つの切り口でサポートしています。1つ目は「壁打ち」、2つ目は「リエゾン&リファー」です。
壁打ちに近い概念として、「エグゼクティブ・コーチング」があります。しかし、海外では当たり前ですが、日本ではまだまだ普及していません。正直、担い手も少ない状態です。
我々が提供しているのは、まず定期的に「経営陣の鏡」になること。「人に話をすることで、頭の中がスッキリ整理でき、自ずと次のステップが見えてくる体験」って誰しもありますよね?でも、誰もが鏡になれるわけではありません。CxOの視点・視座・視野を理解している専門家だからこそできる「壁打ち」があります。
「リエゾン・リファー」は、「ワンストップサポート」「チーム医療」などが近い概念でしょうか。誰しも、すべての分野について精通はできません。我々の特長は「問題設定」と「課題解決」を分けて捉えていることにあり、だからこそ幅広く「本当の問題を設定」することができます。課題解決自体は、すべて自前である必要はなく、その分野の専門家に適切に共有し、最適なソリューションを提供いただくことで解決に至ればよいと考えています。本当の「問題」に最短到達でき、最適な専門家へと繋ぐ、この力こそが、我々の強みです。
チームの総和を高めるために、個の特性・強みを認知・理解・活用するプロセスをコーチングし、個が自身の強みを発揮できている状態をチーム全体に浸透させ、チームパフォマーンスの向上をサポートします。
コーチングプロセスは、世界で2,000万人以上が受講している、米GALLUP社のストレングスファインダー🄬というアセスメントの受検結果を活用して行われるコーチングです。GALLUP認定ストレングスコーチ®として、マンツーマンでクライアントの強みの活用をサポートします。
自分たちで課題を明らかにし、到達したいGOALを設定し、そのGAPを言語化し、そのGAPを埋めるための動き・働きかけを決め、役割分担と期限を合意し、そして予実管理と軌道修正を”幹部自らが行える”。
この体制をつくるための幹部会議を立ち上げ、それを促進・加速させるための高度なファシリテーションを提供していきます。技法としては、アクションラーニングの手法を用いた質問会議®等を用います。
このスタイルで、支援前には想像できなかった成果に到達できます。ご支援した経営者の皆さんは、その成果の到達点の高さと到達するまでのスピードに驚きます。支援方針としては、永続的に関わるのではなく、自社のメンバーで自走するために、一定期間”伴走する”という支援スタイルです。